罪と記憶とメリザンド
永遠なんて
指の間からすり落ちるものではなくて
高尚過ぎて人類にはその重圧に耐えられないんだよ
境目が僕と貴方を分け
貴方が貴方であるというのが分かるというのに
そんな境が狂おしくて融解していまいたいと
言っていた貴方の言葉はまだ僕の頭で浮遊しています
六年振りに読んだ小説は
あの時はこんなにも繊細で
こんなにも痛々しかったでしょうか
貴方から便りなんて来るはずはないのに
僕は何を待っているのでしょうか
貴方が完成されたように
僕も完成されたのでしょうか
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